CASE

症例紹介

MTMケース3

  • 虫歯
通院時の年齢: 54歳
性別: 女性
通院回数: 20回程度
通院目的: 右下7が傾斜してきて舌に当たって気になるのをどうにかしたい
処置内容: MTM(小矯正)とカリエス(むし歯)処置、ブリッジによる補綴治療
費用: 15万円〜
デメリット : 全顎矯正と違い、部分的な解決しかできない
備考 : そのまま右下7を形成すると抜髄の危険性が増すことを説明、なんとか神経を残したいという患者の強い希望があったためMTMを行なっています

治療内容

まず右下5を除冠してメタルコア周囲のカリエスを確認、診査の結果メタルコアは除去せずにそのまま用いることにしました。
支台歯の概形成を行い、仮歯を作製すると同時に右下4のCRが不適のためやり変えを行ないました。
その後すぐにMTMを開始、2ヶ月間にわたって数回のワイヤー調整を挟みながら右下7をアップライトしています。
術後の保定の意味も兼ねて右下7を形成し、ブリッジの仮歯を作ってから歯肉の炎症のコントロールや温冷痛、咬合痛などの症状の経過を見ていきました。
MTM終了後2ヶ月ほど経過してから最終補綴を作製、装着しています。

治療のポイント

右下7は前方方向に傾斜しているだけでなく、舌側にも傾斜しているためアップライトを行う際、頰側に起こすことも常に意識してワイヤーベンディングを行っています。