hygiene
歯科診療では、常に唾液や血液などの感染性物質に触れます。そのため、当院では院内感染対策としてアメリカの疾病管理予防センターが提唱する「スタンダード・プリコーション」を実施しています。これは、感染症の有無に関わらず、全ての患者様を対象に血液や、汗を除く体液、粘膜などを感染の可能性のある物質として対応する予防策のこと。使用している機器や道具を、常に非常に高いレベルで洗浄・滅菌することで、患者様を院内感染から守ります。また、新型コロナウィルス対策としては、非常に微細なPM0.1の微粒子まで除去する空気洗浄機や次亜塩素酸水生成器、e-3X高機能除菌水生成器なども設置しています。
出勤時の体温測定から、こまめな手洗いうがい、アルコール消毒やマスクの着用など、スタッフの徹底した感染対策を行い、二次感染を防止しております。
取っ手やドアノブなど、不特定多数の方が触れる場所は、特にさまざまな細菌が付着している可能性があります。そこで、アルコールを用いた定期的な消毒を行い、細かな場所の除菌も怠らないようにしております。
待合室には、ウイルスの殺菌効果が期待できる「e-3X高機能除菌水スプレー」を設置し、院内の空気の清浄化に努めております。
治療で使用した器具や機器は、消毒と滅菌を必ず行っております。使用後のユニットはアルコールで丁寧に拭き、治療器具は専用の滅菌器で滅菌処理し、清潔な状態のものだけを治療に使用しております。
換気システムを充実させ、院内の空気は定期的に入れ換わるようになっております。細菌やウイルスを含む空気が院内に長時間残らず、清潔さがいつまでも保たれます。
治療中は、歯や補綴物の削りカス、唾液や血液が口腔外に飛び散ります。それらの浮遊する粒子の総称をエアロゾルといいますが、有害物質が院内の空気を汚染してしまうリスクがあるのです。空気環境の汚染を防ぐために、強力な吸引力を持つ口腔外バキュームを使用。治療中に発生するエアロゾルを可能な限り吸引し、院内の空気を清潔に保ち、他の患者様やスタッフへの二次感染の予防に努めております。
使用する滅菌器は、特に厳しい基準を掲げるヨーロッパで、クラスBの規格を満たしたタイプを導入しております。機器内を高温・高圧の真空状態にし、治療器具の表面や内部に付着した、細菌や血液のタンパク質汚れなどを隅々まで除去可能です。患者様の治療には、滅菌済みの清潔な器具のみを使用しておりますので、安心して治療を受けていただけます。
ミーレジェットウォッシャーは、熱水を利用した消毒器です。使用した治療器具の、洗浄・すすぎ・消毒・乾燥までを自動的に行えます。国際基準（ISO15883）で定める「93℃+5分」の消毒条件を満たし、複雑な構造を持つ器具の内部に至るまで、徹底的な洗浄が可能です。洗浄後はオートクレーブによる滅菌処理を加え、器具の清潔さがより保たれるように配慮しております。
まじま歯科医院に来院される方々が安心できる衛生的な環境作りの一環として、薬剤等を一切使用しない高機能除菌水スプレー「e-3X」を使用しております。
e-3X高機能除菌水とは、OHラジカル、塩素系物質、オゾン、ファインバブルが含まれる中性電解水で、ウイルス・菌から身を守るための除菌効果をもっています。水道水を電気分解することで生成されるため香りもほとんどなく、アルコールに弱い製品にも使用することができます。また、肌やベビー用品などにも影響は殆どありません。（「e-3X」により生成された除菌液を使用した実験により、細菌・ウイルスに対して99%以上の除菌効果が確認されてます。）
目に見える汚れは丁寧な手洗いで落ちても、細菌や器具の内部に入り込んだ汚れはなかなか取り除けません。そこで使用するのが、オートクレーブです。高圧かつ真空に保たれた機器内は、高温の蒸気で満たされており、器具に付着した細菌やウイルスを隅々まで死滅できます。十分な時間をかけて滅菌処理を行い、器具の衛生状態の維持に努めております。
当院では、医療機関向けの空気浄化装置「メディカルライトエアー」を導入し、院内のウイルス・空気感染対策に力を入れております。ウイルスの除去はもちろん、ニオイの除去にも効果があり、歯科用レジンなどの歯科医院特有のニオイを防いでくれます。
私の父は、当院のそばにある白石共立病院の院長を務めていました。現在は、私の兄がその後を継いでいます。医療の面から地域の健康を守ってきた父と兄の姿を見てきた私は、歯科医院の立場からみなさまの健康を守っていきたいと考えています。
歯科医院からの感染、ましてや器具の使い回しや滅菌不足などによる感染は絶対に起きてはいけないこと。そういったことが起きないよう、当院ではこれからも、高いレベルでの院内感染対策を実施していきます。どうぞ、安心して来院してください。