CASE

症例紹介

MEAW症例2

  • MEAW矯正
通院時の年齢: 30歳
性別: 女性
通院回数: 25回ほど
通院目的: むし歯治療、歯周治療、顎関節の治療
処置内容: 補綴前矯正としてMEAWを利用して咬合再構成を全顎的に行っています
費用: 70万円〜
デメリット : 矯正期間として長期の通院が必要となります(今回の場合は2年半)
備考 : 今後は補綴処置を行なって、歯の咬合面などをさらに理想的な形態に近づける作業に入る予定です

治療内容

まず歯周治療と並行しながらカリエスの処置を必要部位に行いました。
その後ハードタイプのスプリントを使って目指す顎位が正しい位置なのかを確認しつつ、患者さんの顎関節症状の緩和を図りました。
目標の顎位が定まってからMEAWを使用して全顎矯正を行い、咬合再構成を行っています。
Ⅰ級関係の確立や顎の側方時の動きもスムーズになったのを確認して矯正を終了しました。

MEAW矯正はあくまで補綴前矯正ですので、今後さらに加療を行なって行く予定です。

治療のポイント

V字型の歯列はU字型に改善しましたが理想はまだまだ歯列弓の拡大が必要である事、顎位も前方位にもっと出すのが好ましい事を説明しておりますが、患者さんの希望もあり同意の上でMEAW矯正を終了しています。
近心舌側傾斜を起こしていた臼歯部の傾斜の改善が見られ、急峻なSpeeカーブの平坦化も認められました。

現時点では犬歯の擦り減った部分や小臼歯の幅径の修正のためにレジンを盛り足すなどして簡易的に対応しています。
今後は旧顎位で失われた歯牙の部分を補綴処置で回復させて、審美的にもより良好な状態にしていく予定です。